8丁目には能楽堂や金春の名前の付いたお風呂屋さん金春湯が今もあります。
銀座の街にはアルマーニ・エルメス・グッチ・ルイヴィトン・フェラガモ・ティファニーを始め世界中のトップブランドが軒を連ねています。そしてミキモト・和光・鳩居堂・伊東屋・資生堂パーラー・三越・松屋などの日本の
ビックブランドが並び路地には空也・松屋・煉瓦亭・竹葉亭・松崎煎餅はじめ多くの昔ながらの名店がひしめいています。
ただ、このような街は銀座だけではありません。
ではなぜ銀座はこんなに魅力的な街なのでしょう。
江戸時代は江戸の町の中心は日本橋でした。
江戸城や武家屋敷があり今の日比谷あたりまで海が来ていました。
このため江戸の町は江戸城の東側を中心に広がっていました。
しかし、明治になり江戸城が皇居となり江戸が東京となりました。
横濱が開港され鉄道が引かれ東京の海外からの窓口が新橋になりました。
江戸時代にあった武家屋敷や日比谷の海は霞が関の官庁街・鹿鳴館・帝国ホテル・東京都庁・大手町丸の内のビジネス街に変貌し銀座の街は新しい東京日本の窓口の街になりました。
関東大震災で東京はいちど壊滅的な被害を受けますがその復興の象徴として銀座の街は新しく生まれ変わりました。
同じく第二次世界大戦のあとも新しい東京・日本の象徴のように日本人の力・夢を感じさせる最高の街として復興しました。
銀座の街は明治以降、常に日本・東京の夢や力を見せてくれた街です。
今の時代は幸いなことに何んとなく生きていける時代です。
銀座の街が日本一の街と誰もが思うようになった理由は何なのでしょう。
今の銀座は三越・松屋・和光・銀座シックス・銀座ファイブ・銀座ナイン・東急プラザ・銀座メルサ・銀座コア・マロニエゲート・小松ストアー・銀座インズなどの大型商業施設などと世界中のブランドショップが軒を連ねる街ですがよく見るとその中に木村屋・鳩居堂・らん月・ミキモト・伊東屋・田屋・いさみ屋などを始めに沢山の店舗が街を創っています。
大型の施設も単独ではなく個々の店舗と調和をとりながら人が棲む街の息遣いを作っています。。
銀座の街の発展は明治に東京が首都となり東京の玄関の街になったことから始まります。
横濱を海外からの入口とし東京の西側が東京の入り口となりました。
霞が関の官庁街・有楽町の東京都庁・大手町・丸の内のオフィス街・日比谷映画街・帝国劇場・日劇・宝塚を始めとした有楽町のアミューズメント施設・東宝・松竹・東映・日活映画会社や朝日新聞・読売新聞社・NHK・にポン放送・電通をはじめとしたマスコミや広告代理店、銀座の街のまわりに新しい日本があふれていました。
関東大震災・第二次世界大戦など紆余曲折はありますが明治以降銀座の街が常に変化していく新しい日本の息遣いを伝え表してきました。
2000年以降世の中はインターネットの発達と共に凄まじい変化をしています。
通信販売の売り上げはどんどん増え実店舗へ足を運ぶ人はどんどん減っています。
科学の発達とともに人の生活は益々便利になりました。
役に立つ新しい技術を活用して生活を豊かにすることはいいことです。
それでも今のところやっぱり銀座の街が日本一だと思います。